はじめに:WEB制作会社って“ブラック”って聞くけど本当?
WEBデザイナーを目指すと、よく耳にするのが「制作会社で経験を積むのが近道」という言葉。
でも、実際のところ…
- 制作会社って忙しそう…
- 残業や休日出勤が多いって本当?
- 実務未経験でも入れるの?
- 本当にスキルは身につくの?
と、さまざまな不安を抱えている方も多いと思います。
私もスクールに通っている頃、「本当に未経験から就職できるのか」と不安を感じていました。
また、『制作会社=ブラック』というイメージもあったので、就職できたとしてもその先自分がやっていけるのかも不安でした。
そんな私も、まったくの未経験からWEB制作会社に就職することができました。そして、5年間、現場で働いてきました。
残業が続いたことも、ミスに凹んだこともありましたが、今振り返ると、やはり未経験からWEBデザイナーを目指す方には「制作会社で経験を積む」ことをおすすめしたいと胸を張って言えます。
この記事では、未経験で制作会社に就職した私のリアルな体験をもとに、仕事内容、メリット・デメリット、向いている人の特徴などを詳しくお伝えします。
WEB制作会社とは?どんな仕事をしているのか
WEB制作会社は、企業や個人から依頼を受けて、Webサイトを制作する会社です。
主な仕事内容には以下のようなものがあります。
- コーポレートサイト(企業のホームページ)制作
- ランディングページ(商品紹介ページ)制作
- バナーやSNS画像の作成
- ECサイトや特設ページのデザイン
- サイトの更新・保守管理
制作会社によって得意分野があり、規模によって業務の幅も異なります。
小規模な会社では1人がデザイン〜コーディングまで担当することもあれば、大手では工程ごとに完全分業しているところもあります。
チーム構成の一例
- ディレクター(全体の進行管理・クライアント対応)
- デザイナー(ビジュアル制作)
- コーダー / フロントエンドエンジニア(HTML/CSSなどでの実装)
- 営業・プランナー・ライターなど(規模による)
実際の1日の流れ:現場のスケジュール例
制作会社では日々状況が変わるため、スケジュールも案件により流動的です。
私の例を紹介します。
ある1日のスケジュール
| 時間 | 内容 |
|---|---|
| 9:30 | 出社、メール・Slack確認、スケジュール整理 |
| 10:00 | 新規バナーのデザイン(3案提出) |
| 11:30 | ディレクターと進捗共有・フィードバック |
| 12:00 | ランチ休憩(1時間) |
| 13:00 | クライアントから戻ってきた修正対応 |
| 15:00 | WordPressの更新作業・アップロード準備 |
| 17:00 | チームミーティングで翌週案件の分担相談 |
| 18:30 | 帰宅(繁忙期は20時を過ぎることもあり) |
案件が多い時期は残業が増えることもありますが、余裕のある時期もあるので、全体的にはほとんど定時で帰れていました。
「忙しいときと落ち着いているときの差が激しい」というのがリアルな印象でした。
制作会社で働いてよかったこと(メリット)
1. 圧倒的にスキルが伸びる
制作会社に入ると、未経験でもとにかく手を動かす機会が多いです。
バナー、LP、EC、レスポンシブ対応、CMSなど、いろんな案件に関わるうちに、自然と技術も考え方も身についていきます。
スクールや独学だけでは経験できない「リアルな修正指示」や「納期のプレッシャー」に対応することで、プロとしての基礎体力がつきます。
最初は自分の力不足に落ち込むことも多いと思いますが、私は実際の案件で手を動かすことが力がつける一番の近道だと実感しました。
2. クライアントの反応がダイレクトにわかる
提案したデザインに対して「いいですね!」と言われたときは何より嬉しいです。
逆に、「違う」と言われた時は悔しさや戸惑いもありますが、それもまた成長の糧になります。
「実際の仕事」を体験できるからこそ、現場に強くなれると実感しました。
3. チームで作る楽しさがある
自分一人では思いつかないアイデアも、ディレクターや他のデザイナーと意見を出し合う中で形になります。
「一緒に作ってる」感覚が好きな人には、チームで動く制作会社は刺激的な環境です。
大変だったこと・苦しかったこと(デメリット)
1. 複数案件の同時進行が当たり前
3〜5案件を同時に抱えることも珍しくなく、急な修正・変更が重なると、自分のスケジュールが後回しになることも。
優先順位の整理、段取り力が求められます。
2. 納期に追われる毎日
「急に明日までにお願いします」「クライアント都合で急に納期が変わった」など、予測できない要素が常にあるのが制作会社。
特に入社直後はこのスピード感に圧倒されました。
3. 自分の“やりたいデザイン”はできないことも多い
クライアントの要望に応じる仕事なので、「もっとこうしたい」という理想と、現実の制約とのギャップに悩む場面も。
それでも、「課題に応えるデザイン」こそが仕事という視点が持てるようになったのは大きな変化でした。
向いている人・向いていない人
制作会社に向いている人
- スピード感のある環境で成長したい人
- わからないこともまずは自分で調べる習慣がある人
- チームでのやりとりが好きな人
- 修正・改善を前向きに捉えられる人
向いていない人
- マイペースに仕事を進めたい人
- 一人で作業するのが好きな人
- プレッシャーや納期対応にストレスを感じやすい人
インハウスやフリーランスとの違いは?
| 働き方 | 特徴 |
|---|---|
| 制作会社 | 多様な案件に携われる。成長スピードが早いが忙しさもある。 |
| インハウス | 自社サイト・自社サービスに特化。納期は安定しやすく、働き方も比較的穏やか。 |
| フリーランス | 自由度が高いが、実力と営業力が求められる。責任もすべて自分に。 |
制作会社は、「未経験から実務を積みたい」「技術を短期間で磨きたい」という人には最適な環境です。
まとめ:未経験でも、制作会社で働く価値は大きい
WEB制作会社は、自分が入社前に想像していたほどブラックではありませんでした。(会社によるのかもしれませんが…)
ただ決して「楽な職場」ではありません。
その分、現場でしか得られない経験とスピード感があり、WEBデザイナーとしての土台を築くには最高の環境です。
私自身、「未経験で入社して本当に大丈夫かな?」と不安でいっぱいでしたが、
思い切って入社して良かったと思っています。
- いろんな案件を経験してみたい
- 現場で実力を身につけたい
- 将来フリーランスや副業も視野に入れている
そんな方には、ぜひ一度、制作会社という選択肢を真剣に考えてみてほしいです。


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